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January 12, 2005

新しいクラブ

 前回のラウンドが終わってからゴルフのおもしろさにはまりこんでしまい、毎週末クラブを持って練習場に通っていた。おかげで、あまり上達はしないものの手の皮だけはボロボロになっていく。豆がたくさんできて痛いが、テーピングをして練習に励む日々が続く。

 そんなある日実家に帰るとゴルフ好きの伯父と伯母が遊びに来ていた。そこで自然と会話はゴルフの話題へ。「そお、そんなにゴルフにはまってるんだ」、「ゴルフ好き?ああ、そうじゃあ上手くなるよ」と話のテンポが上がっていく。そしてなんと、「そうそう、使ってないんだけどいいクラブがあるからあげるよ」とのこと。もう大喜びである。「えっ、いいんですか?」というと「使ってくれるんなら、是非」とのことだったので、遠慮無く頂くことにする。

 楽しみにクラブの到着を待ちながら練習の日々を送っていた。この日からちょうど2週間後ぐらいに再び実家に帰るとちょうど母宛に伯母から電話が、「クラブを送りたいのだが、住所を無くしてしまったので教えて欲しい」とのことであった。母から電話を替わり、お礼をいうとともに住所を伝える。到着は2日後の予定。もう待ちきれない。

 クラブが到着したらメールをくれるようにかみさんに頼んで仕事をする日が2日続き、予定の2日目についにクラブ到着のメール。このメールをみてからは仕事どころではない。とにかく早く帰りたかった。ついに定時を迎えると急いで帰り支度を整え帰宅の途につく。帰りながらも家内に電話をし、どんなクラブが届いたのかを聞いてみる。「うーん、よく分からないけど、10本ぐらいパターが入ってるよ」との返事。「パター10本?」と思いながらも、「まあ、ゴルフをやらないあいつには分からなくても仕方がないか」と思いながら電話を切る。結局どんなクラブが届いたのかが分からず、ますます早くみたい。職場から30分ほどで家に着くが、とにかくこの日ばかりは楽しみで楽しみでとても長い道のりに感じられた。

 家に帰ると玄関に黒いキャディバッグがあった。早速中を明けてみるとキャロウェイのクラブが一式入っていた。ビッグバーサのドライバー、3番ウッドと7番ウッド、それにX-12アイアンである。それからパターが1本入っていたがどこのパターかは分からなかった。ちなみにかみさんがパターと勘違いしていたのはアイアンのことであった。「鉄でできているやつをパターっていうんじゃないの?」とのことである。まあ、良い。とにかく、うれしかった。早速、伯母にお礼の電話をしてみると、「パターは、余っていたのを適当に入れただけなので処分してこれまで使ってきたのを使って」とのことであった。「なるほど、だから良くわからないパターが入っていたのか」と思った。

 「早速打ってみたい」。というわけで、すぐさま着替えて練習場に向かう。クラブが変われば自分の腕も良くなるのではないかという妄想を抱いて、いつもの80ヤードほどの練習場ではなく、230ヤードある練習場へと向かった。まずはアイアンから打ってみる。いきなりのナイスショット。これでもう新しいクラブへやみつきである。しかし、それ以降は、これまでとあまり変わらない。ダフッたりトップしたりである。よくよく考えてみれば当たり前のことである。多少は自分に合って打ちやすいということはあるかもしれないが、クラブが変わったぐらいで劇的に腕が良くなるわけがない。でも、最初のナイスショットが自分にとってはとても良い印象でこれからはこのアイアンを使ってみようと思った。でも、心のどこかでは「これまで使ってきたアイアンも苦しみをともに戦ってきたし、使わなくなるのは忍びないなあ」と感じていた。結局しばらくの間両方のクラブが狭い我が家を占拠することとなる。

 ドライバーも早速打ってみたが、ドライバーはあまり上手く打てないので、もともともっているものとどっちがいいかは分からずじまい。しばらくの間ドライバーを2本キャディーバッグに入れている状態が続く。続いてフェアウェイウッドを打ってみる。生まれて初めて打ってみた。打ってみたと言うよりは空振りとトップである。まともに打てたものではない。「これはしばらく封印」と思ってキャディーバッグの飾り物となる日が続くのである。

 この新しいクラブの入手がきっかけとなり、私の新たなゴルフライフがスタートするのであった。

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