再びクラブを握る日
雨と雷に苦しめられたラウンドから約1年半後、再びクラブを握る日がやって来る。あのラウンドの後、結婚をし、新居にはクラブを持ってきていなかったので、もうゴルフをすることはないかもしれないという気すらしていた。そんななかで突然、クラブを握ろうという気になったのであった。これが、私のゴルフに溺れる人生のはじまりであった。
2004年6月、1枚のプリントを職場で手にする。2年前に参加したのと同じコンペの案内であった。「ゴルフかぁ。最近クラブを見て無いなかったなあ」、「久しぶりにやってみようかなあ」と思った。「でも、結婚したばかりでお金もないしなあ、ゴルフなんて無理かなあ」と思いながら、家に帰りかみさんに相談してみると、「社会人のたしなみとしてゴルフぐらいやっておいた方がいい」というではないか。この一言でコンペへの参加を決める。2004年8月、ピートダイ・ロイヤルコースでのコンペである。
参加を決めたもののここ最近クラブを握っていなかったので、練習をしなければという思いにかられる。でも、これまで一人で練習場に行ったことがなかったので、練習場にどうやっていったらよいのかが分からないままに、時間だけが過ぎていく。練習はした方がいいと思っているが、練習への行き方が分からない日々。やはりコンペへの参加はキャンセルしようかとすら考えた。
そんなある日、ちょうど家の近所に二木ゴルフが開店した。とりあえず、そこに行ってみると、家の近所にある練習場の広告があった。それをもらって帰り、早速、そこに行ってみる。7月のことであった。家から自転車で15分ほどの場所である。広さは80ヤードほど、今にして思えばあまり広くはない。でも、あの当時は、こじんまりとして、しかも空いているので、のびのびと練習できる雰囲気であった。土、日で2F打席で230球1,500円だったので、安いのかは分からなかったが、毎週通うことに決める。この日は、これまでのことを思い出しながらボールを打ってみる。まったく上手く当たらない。それでいて手の皮はボロボロになっている。「ゴルフって難しい」と思いながら家に帰る。
翌週は、このままではいけないと思いゴルフ雑誌を購入して、練習に臨む。雑誌に書いてあることを自分なりに解釈してまねをして打ってみる。でも、全然当たらない。100球に1発ぐらい良いショットが出る程度である。「やはり、ゴルフは難しい」と感じる。手の皮はさらにボロボロになっている。
でも、雑誌を見る以外にはゴルフが上達する手段はないと考えひたすら雑誌をみながらコンペまでの練習が続くのであった。練習の成果か、アイアンは以前よりは打てるようになった気がしたまま、いよいよコンペ当日を迎える。


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